ショパン:ワルツ集
実は、ショパンのワルツはどうもつまらなくて、あまり好きになれなかったんですが、学習用としてこのCDを買ってその認識が変わりました。全体的に非常に丁寧に弾かれており、テクニックがあるのはもちろんのこと、音も美しく表現もとても自然で、ショパンのワルツの持つ魅力がよく伝わってきます。カツァリスは時々ちょっとやり過ぎになってくどくなることがありますが、この演奏ではクセがあまりなく比較的あっさりしています。声部の弾き分けがとても巧く、ショパンの意図した和声の流れがよくわかるので、私のような学習者の参考用にもピッタリだと思います。この演奏を聴くと、蔑にしてしまいがちな一つ一つの音がいかに大切かが分かります。
それから、いくつかのレビューで音を付け足しているという書きこみを見かけましたが、その書き込みは間違っています。楽譜と照らし合わせて聴いたところ、カツァリスは楽譜に書かれた音しか弾いていません。やっているのは和音の内声を強調して、それを連続で繋いでいくことで新たな旋律を作り出すということです。音を付け足していると書いている方は、この効果があまりにも強烈なためにアレンジしていると錯覚してしまっているのだと思います。
NHK音楽ファンタジーゆめ(5) [DVD]
この巻で野菜オーケストラ登場の第一期は終了します
ラストのあたりで再登場しますが、メインでの登場はこの巻が最後です
あのナスや音符ちゃんの最後の名演奏をとくとお楽しみあれ
ショパンピアノアルバム 全音ピアノライブラリー
全曲弾く方はまずいないと思いますが、中級から上級までが収められている曲集です。
具体的には「子犬のワルツ」などの取り組みやすい曲から「バラード1番」といった難関までのレベルが難易度の目安になります。
したがって、自分のレベルに合わせて曲を選べる曲集なので、とても長く付き合える曲集です。
ピアノソロ 仔犬のワルツ (ピアノ・ソロ)
ドラマで流れていたGROLIAを初めて聞いた時、震える程感動しました。その曲を自分で演奏できる喜びが増えました。ピアノは演奏を聴くのもいいですが、自分で弾けるようになると、もっと嬉しいですよ。GLORIAの曲は指の短い自分にとって、やや難しい曲ですが弾けないことはありませんでした。練習すれば誰でも弾けます。合計8曲あるので他の曲から挑戦するのもいいかもしれません。