アンブレイカブル [DVD]
なぜ、大事件事故が多く起こり、無傷で救出されたのはデヴィッド・ダンだけだったのか?
この謎の答えを2段に分けたおかげでラストのショックは大きくなった。
この作品は「ヒーロー物」ではない、ヒーローは従属したひとつのネタに過ぎない、ラストに向けての目くらまし、と言ってもいいかもしれない。
ブルース・ウィリスがM.ナイト・シャマラン監督ともう一度手を組んだ理由が良くわかった。
アンブレイカブル [DVD]
最後の最後まで何のジャンルの作品か分からず、大いに困惑しましたが、ラストではなるほどと思いました。ジャンル分けするとしたら、ミステリーとしか言いようがないでしょうね。
ヒーローものの第1回であると同時に最終回でもあるという構成が面白いです。
ラストにはオープニングでのスーパーなども含め、色々な伏線がピタッとはまるのが気持ちいいです。
ただ、離婚しかけの妻とのエピソードは果たして必要だったのかどうか…(たぶんそのほうがウケがいいからだろうけど)。
ビデオで見るにはこの、ジャンルの不透明さに、つい途中で切りそうになるのですが、映画館で観る分には途中で出ない限り、いい感じで劇場を後に出来るのではないでしょうか。
アンブレイカブル【字幕版】 [VHS]
Muddy とは1回見ただけでは何がいいたいのかわからないなどという映画の分野に使われる語で、アメリカでMuddy を代表する映画といえば、多くの人が「シックス・センス」をあげました。これはシックスセンスの第2作目と考えて間違えなく、やはりみた後ではこの映画から考えさせられる事さえないぐらい、あいまいな気持ちが残るでしょう。この分野が好きな方もいれば、合わない方もいるでしょう。しかし、Starring がブルースウィルスということもあり彼のファンは見逃せない作品といえます。
アンブレイカブル (竹書房文庫)
140人近い死者を出した列車の大事故で一人だけ生き残ってしまった主人公。彼は自分のこの運命に苦悩する。息子との関係はまだしも、妻との関係は冷え切ってしまっている。今の仕事はまぁ、悪くない。常に自分の中にある煮え切らない気持ちの原因が、一人の男と会うことによって、少しずつ解明していく…かなりのスピード感ある小説であると思う。この小説に関しての意見は割れるかもしれないいが、私はなかなかいいのではないかと感じた。