MANGA |
エコーズ時代から辻さんのファンです。近年は作家活動に重点を置いていて、実績も残されていますので、ありえないと思っていた今回のバンド結成とアルバムリリースはうれしい限りです。
芸達者ぞろいのメンバーの演奏(爆音!)にのせてシャウトする辻さんは、エコーズ時代よりパワーアップした感じです。 エコーズともソロともちがう音楽。バラードもラップもあり、引き出しが多いなぁ、と感心すると同時に感動もしました。 歌詞は英語と日本語が半々ぐらいですが、ちゃんと訳詞がついていますので、僕を含めて語学に自信のない人もご安心を。 色彩豊かな一枚です。 ロックファンは必聴です! |
Anthology 川村かおり BEST |
ラジオでのバラドル的なハイテンションなしゃべりとそのルックス、本人のやりたい音楽と周囲が求めたアイドル的なイメージ(JALアイルのCMやハウスアレンジなそのテーマ曲など)…全てがアルバランス。もどかしいのは本人だったはず。青春の思い出的に懐かしむのが正解なベスト。今の彼女はここには居ない…。 |
ZOO |
覆面シンガー『蓮井朱夏』こと菅野美穂さんが熱唱。 澄んでいて無垢な印象を受ける歌声。 初めて聞くと様々なタイプの現代人を様々な動物に例えて つらい事があったとき等に聴くと前向きになれる作品と言えるかもしれない。 とは言えないので星4つ・・・・・・・。 |
冷静と情熱のあいだ(通常版) [DVD] |
まず映像が良い。監督が良いのか、設定がイタリアだからか、スケールの大きい日本っぽくない映画ですよね。シャイな2人の内に秘めた想いが最終的に実ったと言うのが日本人の好きそうな話だと思いますが。ケリーチャンは前からミステリアスな感じが好きな女優です。私は華僑の男の子と国際恋愛の経験があり、今でもhkとtwには大事な友達がたくさんいます。心が温かくて、しかし、自分の意見はきちんと持っていて、自己主張をする人達。ケリーの恋人役のマイケルゥオン、私の前の彼は彼ほどかっこよくはなかったですけど、華僑独特、彼は確かシンガポール出身ですが、現在の日本の男子にはないインターナショナルで自信がある独特の感じはとても似ています。この映画のなかで1番好きなのはミラノの二人の家での場面。竹之内豊がはじめて家に来たときのマイケルと竹之内の会話、言葉にはしない大人の男同士の争い、ケリーとマイケルのすれちがい、浮気をしたり、自分の気持ちに自信が持てないときほどi love youと言葉にして自分の気持ちを確かめたくなるもの。篠原涼子の竹之内への愛情表現は精神的に大人になれない日本の女子の代表のような感じで、嫌悪感を持ちましたが、年をとるごとに強くなっていく自分にはできない素直さが羨ましさに変わりました。あれだけ自分を素直に表現し甘えられたら気持ち良いだろうと。是非、日本男子のみなさんに見てほしいです。この映画のマイケルは私の理想の彼氏です。私は日本人で日本の男子が好きでありたいけれど、ああいう会話が出来る男ってなかなかいないですね。女の意見を恐れず、人間としてつきあえて、そして日々てれずに愛情表現をしてくれる。特に今の40代以上の人。体は若くて、家事をしてくれて、自分に口ごたえしない女が理想と思ってるんじゃないですかね。悲しい現実ですね。 |
冷静と情熱のあいだ Blu [DVD] |
私はこの映画を見てから、原作の2冊を読みました。賛否両論で真っ二つに意見が別れているようですが、私は映画化してくれて良かったなぁ〜と思える作品でした。ちなみに小説から映画になった作品で、「ダビンチコード」は駄作、「東京タワー」は綺麗な出来だと思っています。
ストーリーは原作とところどころ違いますが脇役にも複雑さと人間味があり、心を惹きつける物語だと想います。それに、「本当に好きな人を心に残したまま別の人と一緒に過ごすこと」や「余りにも素直になれなさすぎる二人」について、見る人によって色々な解釈があると想います。それもまた面白いのではないでしょうか? ただ2時間という時間が短すぎて、まとまり過ぎと言うか省き過ぎな感はあります。 映像に関しては100点中120点をつけてもいいくらい美しい出来だと想います。私はイタリアに行ったことがなく一度行ってみたいと思ってましたが、尚更行きたくなる位街並みを綺麗に映していると思います。またケリーチャンと竹野内豊がこの映画に良く合っているな〜と思います。音楽も良く惹き立てていて、「美しい映画」と言えるのではないでしょうか? |
冷静と情熱のあいだ [DVD] |
私は2冊の小説を読んでから見たのですが、小説とは別な感覚で楽しむことができました。賛否両論はあると思うけど、クライマックスは純粋に感動しました。フィレンツェ、ミラノ、また行きたくなりました。 |
サヨナライツカ (幻冬舎文庫) |
酷評が続いているので擁護したくなりました。
わたしは、これは寓話でありながら、本質もついている作品と思います。 25年間、愛の思い出だけで生きていけるのか。 これほど魅力的な二人が浮ついた話がいっさいなしに25年間過ごすなんて本当にあるのか。 残念ですが、なかなか現実はこうはいきません。 人間というものは、本当にしょうがない生き物ですので。 でも、こういう設定にしないと美しい物語になりませんからね。 ですが、二人の狂おしいまでの愛情について、これは本質をついていると思います。 苦しい立場の恋愛をしたことが無い人にはわかりづらいかも、、、。 また、人生経験が短い人や結婚生活の現実を知らない人にも、わかりづらいかも、、。 わたしも、若い頃に読んだらこの好青年に反発を感じたでしょうね。 恋愛で苦しい思いをしている人、思いをしたことがある人にお勧めします。 |
右岸 |
超能力があることによって九の人生は大変難しい。その困難と悲しみが精神世界っぽい事柄にもつながってきます。
いつもならスピリチュアルなものってスーッと心にしみ込んでくるんだけど、どうも自然じゃなくて、うまく入り込めなかった。 で、Hシーンがやたらに多い。官能的で美しい描写でもなく、そのへんにも女性は引きそう。 九の初恋の人・茉莉。 他の女性に恋をして結婚し、子供まで出来ても九の心の中にもいつも茉莉への思いが消えることなく残っていた。 九の一生は茉莉への思いであふれているというのに茉莉にとっての九は「幼なじみ」でしかない。 この決定的な温度差は悲しく、愛し愛されることの難しさを痛感します。 それぞれの壮絶な50年・・・。でも物語の締めくくりは穏やか。 こんな生活がずっと続いてくれれば・・・と、 彼らの当たり前すぎて気付かないほどのささいな幸福を祈ってなりません。 まだ「左岸」も「右岸」も読んでいない人には「左岸」から読むのをおすすめします。 「右岸」はオカルトチックなところがあるから、こっちから読むと引いちゃうかも(^_^;) |