この映画、前半の夫が自分を殺そうとしているのではないかと疑い出すところまでは、アルフレッド・
ヒッチコック監督の「断崖」風でハラハラ、ドキドキなのですが、如何せん後半の脚本の出来が悪く、こんなの有り?という終わり方です。但し、この映画のヘザー・グラハムの魅力は凄い!中でもあの可愛い顔と細身にあの大きな胸のアンバランス!作品の出来としては悪いのに、妙に印象に残る映画です。
この映画、前半の夫が自分を殺そうとしているのではないかと疑い出すところまでは、アルフレッド・
ヒッチコック監督の「断崖」風でハラハラ、ドキドキなのですが、如何せん後半の脚本の出来が悪く、こんなの有り?という終わり方です。但し、この映画のヘザー・グラハムの魅力は凄い!中でもあの可愛い顔と細身にあの大きな胸のアンバランス!作品の出来としては悪いのに、妙に印象に残る映画です。
チェン・カイコー監督作品、と構えて鑑賞し始めます。
「おお、男と女のエロスにせまった、究極の愛の物語か・・」
と、思わせぶりな構成、プロット、演技、演出で始まります。
先に何かが起こる予感を、大いに臭わせつつ、お話はどんどん
ミステリアスな方向へ。「登山家アダムの過去にはいったい
どんな謎が?」と、ヒロイン、
アリスと気持ちが一つになり、
どんどんはまっていきます。・・・
全体としては、エロティックミステリーで、話もおもしろいし、
構成も観客を魅了するに十分な出来映えになっています。
登場人物が極端に少ないにも関わらず、撮影のうまさ、濃厚な
空間と時間をうまく演出し、飽きさせません。
さすが、名匠の作品だけのことはあります。
でも、本作品の本質は、やはり、ミステリーではなく、男と
女の求め合う愛の形を描いた、そんな秀作だと感じました。