なかなか斬新なデザインに目をひかれ買いました。ズボンの裾がひっかかることもなく、なかなか履き心地もいいです。
しかし問題は冬用・雪仕様の割に暖かくないこと。女子に人気のUGGとは比べようもありません。
防水性にも若干難があって、結局街で履くためのもの、なのかも。
でも軽いのはいいです。
登山家にして
イエティ研究の第一人者とも言える筆者による
イエティ本です、
山岳関係の書籍は多数執筆しているのですが、
イエティ関連の書籍は殆ど無かったので、
非常に待ち望んでいた一冊でもあります。
内容はガッチリノンフィクション、
ネタバレしてしまうとつまらないのでバラしませんが、
UMA本として読むとなると少々拍子抜けしてしまうでしょうし、
恐らくはこれが筆者最後の
イエティ本になるのでは無いでしょうか?
内容は
イエティ捜索と言うよりも、
ネパール・ヒラヤマ紀行の要素が非常に強い内容になっています、
もちろん書き方としては
イエティ捜索がメインではあるのですが、
いわゆる野生動物を探すような足跡を追ったり糞を回収して分析したり…
と言うような内容では無く。
様々な情報を集めて、聞き取り捜査を進めてゆく刑事物的な印象が強い捜索内容になっています。
正直言うと、出張の名目で愛人に会いに行くように
イエティ名目でネパールに行ってきた…と言うか、
主軸はあくまで
イエティ!と言うのはぶれていないけど…察してください…と言うか、、
そう言う白々しさのような空気がある感は否めませんが、
地道にそして真面目に現地の方々から情報をこまめに集めて突き進んでゆく姿には、
ある意味感動を覚え憧れてしまいます。
私はUMA的な内容に期待して手に取ったので、
読んでガッカリ感があったのは否めません、
しかしながら、裏切られつつも楽しく読み進めることができたのも事実です、
読み進めると、
イエティの存在は
ネッシーや
ツチノコよりも現実味のある物で、
正体は何であれ、
イエティは現地では確かに存在しており、
現地の方々には認知されている存在であることを感じさせてくれました。
最も従来のイメージにあるような
雪男が発見されていたら、
世界中の新聞の一面を飾るような大ニュースですが、
そんなニュースが出ていないことから、その辺についてはお察しください。