極端にレベルの低い演芸評をだらだらと垂れ流していた（いる？）ラリー遠田が編集長というだけで読む気がおきないので買っていません。すみません。
編集長に関係なく中身は面白いかもしれないのでニュートラルに★３つにしておきます。

今回も話の一つ一つが長い!
そして暑苦しい!

ネタが全て実話である為、今回も、とにかく内容は濃密かつ抜群に面白い。

それ故に本人もネタ一つ一つに思い入れがあり、短縮や削ったりということが出来ないんだと思う。

コラアゲンやエガちゃんは、体験がハードな分、作り話の芸人より遥かに面白い。
ネタの取捨選択さえすれば・・・と思う半面、今のスタイルを崩さず頑張ってほしいとも思う

昨今、しゃべりの面白い芸人さんが増えている。
代表的なのは、兵動大樹さんや笑福亭鶴瓶師匠だとは思います。

ただ、この2人や数多いる芸人さんは、日常誰にでも起こりそう、起こりえるエピソードを
極上のしゃべりにして提供する技術が高い。
しかし、コラアゲンさんについては指令とはいえ、絶対普通の人が体験できないことを
自ら飛び込みで体験し、命がけで爆笑漫談を作り上げる！
そのため、内容に関しては、下手をすれば放送禁止、あるいはコラアゲンさん自身にも
危険が及ぶ内容も少なくない。
しかし、それと引き換えのネタの素晴らしさは、笑いのみならず、感動・驚きまで
まるでコラアゲンさんと一緒に体験しているかのような錯覚すら覚える。
コラアゲンさん自身も、危険なことも多いとはいえ、通常ではありえない人脈や体験、
果ては算数の教科書に名前が載る、などの芸人初の快挙を果たす。

コラアゲンさんの漫談は決して下手ではないが上手くもない。しかし、一生懸命伝えるため
彼の人間性、そして関わった人や物事を笑いにしつつも、決して悪く言うことはない。正直でどこか暖かさを感じる。
とても面白いDVDだと思う。