25・26話は亜樹子が主役の回。これまでの「W」のドラマパートでも、彼女が要所要所で
探偵事務所の仲間や依頼者に対して思いやりを見せており、ことさら彼女をフィーチャーするまでもないのですが、「W」という作品で活躍するということは、、戦闘におけるそれだけではない、ということを知らしめるエピソードになっていたのではないでしょうか。
27・28話はついに照井の仇敵が判明する回です。くすぶっていた復讐の炎が一気に燃え上がった照井に対し翔太郎はどういう行動をとるか、そして照井が自分とある意味共通した思考を持つマジシャンの娘に対して何を思うかが見所です。
今回、どちらのエピソードでも、ガイアメモリ使用者は、家族への愛情で目がくらみ、間違った行いに走っています。クールな視点で見ていれば、彼らが誤っているのは明らかで、糾弾するのは容易いです。しかしそこから一歩踏み込んで、心を救おうとするのが登場人物たちの優しさであり「W」という作品の魅力なのです。