槙村さとる氏の原作をもとにアレンジされた日本のドラマの要素を引き継ぎながら、さらに台湾風にリメイクされたドラマ。 私的には最初に見たこの台湾版が、原作よりも少女マンガチックで一番好きです。
カッコいいヴィックが好きな人にはやや不評のようですが、しかめっ面でガミガミ怒鳴るキャラクターはとても新鮮で、ドジな弟子を鍛えるうちに彼女のひたむきさに影響され、次第に優しく和らいでいく表情が魅力的です。
そしてドラマ初出演というヒロインのパティ・ホウ。 台湾ではキャスターなどを務め、知性派タレントというイメージなのだそうですが、このドラマでは世間知らずの天然系お嬢様役。 ヴィックに散々怒鳴られ、時には泣きながらもめげずに料理の修業に励み、いつしか偏屈師匠の心をも癒していく、明るい元気なキャラクターを熱演しています。 観ている私もキュートな笑顔に癒されて、最後まで楽しめたドラマです。
「
薔薇の恋」「イタKiss」に続くチュウ・ヨウニン監督作。 時間がかかりましたが、DVD化されてうれしいです!
'96の懐かしいドラマ。 中山美穂さん復帰に伴うDVD化なのでしょうね。
槙村さとる氏原作の長いストーリーを
コンパクトにおもしろくアレンジした野沢尚氏の脚本が素晴らしい。
おおまかな設定とストーリーはほぼ原作どおりですが、登場人物のキャラクターは俳優のカラーで全く違ったものになり、唐沢節・草薙カラー全開、といった感じで美穂さんファンでなくても楽しめます。
'07にドラマ化された台湾版は、日本のドラマをベースにさらに少女マンガ風ながら、主人公の奮闘ぶりがていねいに描かれていてなかなかの出来栄えに仕上がっています。 その台湾版もDVD化されたので、見比べてみるのもおもしろいと思います。
ヴィック・チョウ、アラン・コウ、メーガン・ライなどの出演者自身が歌っている曲はドラマで繰り返し流れていたのですっかり耳に馴染んでしまいました。
さらに「迷宮」「I Love You」を歌うジョアンナ・ウォンのけだるい感じのヴォーカルは個性的で存在感があります。 今、日本にはいないタイプの人かな・・・と思います。
台湾のCDはトールサイズなので付録のブックレットも同じくトールサイズ。 字が見やすく(
中国語なので私は読めませんが・・・)写真も見応えがあります。
見慣れた国内版とは一味違う雰囲気を味わえるのが輸入版の醍醐味ですよね。