リスボンもポルトも狭い路地や坂・階段歩きを堪能できる街。
リスボンは路地と坂と石畳の街、リスボンでもっとも歴史のある
アルファマ地区、
市電28番線を横目に街歩きが始まります、あえて乗りたくても我慢するような
番組の作りがいかにもこの番組らしくて良い。
坂や階段が多く古めかしい石造りの建物がひしめき、迷路のように入り組んだ路地を
舐めるように歩き尽くすので映像的には見応えがあります。
路面電車やケーブルカーといった乗り物がとにかく印象に残る、
路面電車が数珠つなぎになってたり、路駐の車が路面電車を止めてしまったり、
ケーブルカーの坂道で遊ぶ子供たち、ちょっとした出来事が面白い。
いたるところから聞こえる地元の人の世間話、
魚屋さんや靴屋さんでの地元の人同士の気さくなやりとり、下町の人情に触れる街歩き、
なんだかとってもあたたかい気持ちになります。
そして苦労して丘を登った後に覗く展望台から見る眺め、
ヨーロッパ大陸で一番最初に沈む夕陽がこれまた素晴らしい。
44分を2日に分けて、1日目を東の丘、2日目を西の丘と歩く変則的な構成のため、
少し詰め込みすぎで無理がありますが、それでも路地歩きを堪能できます。
路面電車やケーブルカーとレトロな乗り物も出てくるので乗り物好きにもたまりません。