PC作品である『無印』『Re・ACT』を通し、アーケード化した『アクトカデンツァ』のPS2移植版。
『Re・ACT』で隠しボスとして登場した蒼崎青子と今作初登場となる軋間
紅摩を新迎え入れ、サーキット・スパークやシールド継続、などの新要素を加えつつ、アーケードゲームならではの時間制限システムが試合に導入されました。
画像こそは少し荒いものの、技を繋げることが比較的に簡単で敷居はどちらかと低め。格闘ゲーム初心者にも手が付けやすいです。
ゲームの内容自体は星5つです。
では、何故星3つかといいますと、アーケードの第一作ということもあるのでしょうが、キャラ性能の調整などが不十分な点にあります。
実際、このゲームほど実力差と勝敗関係が曖昧なモノはないかもしれません。
少なからず格闘ゲームというのは弱キャラと強キャラの差が出てくるものですが、このゲームは、一部の組み合わせだと全然手が出せないまま終わるということもしばしば。
一部のキャラは適当に技を振っていればそれだけで強いとも言われていて、そのせいで暴れオンリーなプレイヤーが多いことも事実。
家庭移植版に隠しキャラが居ないという風に考えて、現在居るキャラの総数は21ですが、性能にバラつきがありすぎて全キャラ中6キャラの使用者が一人も居ないということが事実、大会でありました。
その他にもゲームのシステム上どうしても発生してしまうのかもしれませんが、『永久』や『ループ』と呼ばれる理不尽にダメージを攫って行くコンボも数多く存在します。バグも少なくはありません。
ただし、ゲームの面白さは折り紙付きです。
是非手を取ってみてください。損は無いと思いますよ?