Fennec! |
デビュー当時のはじけた感じはなく、しっとりと歌い上げる曲が多い。M5「あるべきかたち」に歌われる女心は男が聞いてもグッとくるものがあります。何年かして、必ずこのCD聞いてた頃が懐かしくなるはず。 |
仮面の中のアリア [DVD] |
最初から最後まで大満足の内容だった。主演のホセ・ファン・ダムは、これまでバリトン歌手の一人としての認識しかなかったが、こんなにカッコイイ男とは思わなかった。また、クラシックの名曲が実に見事にドラマを彩る。 特にマーラーの「大地の歌」の第3楽章がとても効果的に(練習風景でも歌われる)使われている。BGMとして同じマーラーの交響曲第4番のアダージョがぴったりマッチしているし、他にもシューマン・シューベルト(「楽に寄す」には思わず胸が熱くなる)・ヴェルディ・オッフェンバック・モーツァルト(ドンジョヴァンニの「お手をどうぞ」を馬車に揺られて二人が歌うところなんか最高に素晴らしい)等がドラマの流れに重要な役目をもって歌われる。弟子たちの声楽レッスン風景も興味深い。ほろ苦いロマンスあり、スリル満点のコンクールありで大満足の映画だった。 |