影牢~刻命館真章~ |
もともとが「人を罠にはめて殺す」のが目的のゲームなので、現実と区別できる大人(?)向けなのだが、自分は大のお気に入りであった。 そこでこのCDも購入した。非常に楽しめる。ゲーム中の場面がよみがえり、プレイ中の緊張感も味わうことができる。いまだに車の中で時々聞く(笑)。 意外に楽しめたのが、ジャケットに付いている各曲の解説。わずか数行の短いコメントではあるが、作曲者の苦労や事情が窺えておもしろかった。 |
あやし (角川文庫) |
名もなき毒読了後、続けて宮部みゆきを読みたくて手にとった本。
時代は江戸の、いくつかの「不思議な」話の短編集。 彼女が通常描く「推理小説」や「サスペンス」と違い、怪談・奇談調のものものが収められており、 だからか「最後の判断は聞き手(読者)にゆだねる」感じ。 怖かったり・奇妙だったり・怨念・執念的事柄が描かれる反面、人のやさしさやせつなさといったものもじんわり描かれていて、読んだ後、心がほっこりするのはさすが宮部さん。 「面白かった!」と本を閉じた後、ほっとひと呼吸おけるような感じが全編を通してあって、なんだかうれしい。 わたしは口の聞けない男の子が奉公先で出くわす奇妙な出来事を描いた「女の首」が一番よかった。 女の執念に負けない周囲の人々の暖かい思いと「カボチャ」がたまらなく、読んだあとなんだかあったかーくなった。 |
影牢2 -Dark Illusion- 公式パーフェクトガイド |
「パーフェクトガイド」と銘打つだけあって、隠し罠を含む全ての罠のデータ、サイドストーリーやサバイバルモードに登場する全ての敵のデータ等、先に発売された「マスターガイド」に掲載されていなかったデータが多数収録されています。 ただ、攻略に役に立つのかといえば別の問題で、トラップバトルの特性を効果範囲などの図を交えて懇切丁寧に解説していた「マスターガイド」のほうがやり込んでいない方には役立つと思います。 読んでいて面白い記述も少ないし、裏情報や開発者の声が聞けるわけでもない、写真等のビジュアル面でもイマイチぱっとしないなど、少々期待はずれと言わざるを得ない一冊です。データブックとしてはパーフェクトなのかもしれませんが、それ以上でもそれ以下でもないですね。 |
影牢2 Dark illusion ザ・マスターガイド (電撃プレイステーション) |
アクションの肝である、トラップの性能、部屋の仕掛け、侵入者の特性等のデータに関してはかなり詳細、且つ判りやすく解説されているので、プレイに役立つことは間違いありません。 ただ、本当にデータがメインで、世界観やキャラクターについての解説、裏設定や開発者のインタビューといった読み物として楽しめる要素がほぼ皆無だし、サイドストーリーやサバイバルモード、隠し要素についてもほとんど触れられていないのが残念。 あくまでもトラップアクションをマスターするための指南書であると理解しておくと良いと思います。 |
影牢II Dark illusion |
個人的には影牢1の方が面白かったです。
ただ、PS2の作品なので画像はこっちの方が上です。 部屋トラップが多いのですが、部屋トラップが強すぎてゲーム難易度は下がっています。 また、このシリーズはストーリーがおまけ程度なので、ゲーム難易度を下げるならば ストーリーを強化して欲しかったです。 |
影牢 ~刻命館 真章~ PlayStation the Best |
トラップを配置し、侵入者を次々とハメて殺していくゲームです。
自分の罠だけでなく、館のトラップも駆使して、矢継ぎ早にコンボを決められるよう、考える。コンボを決めるとポイントがより多く入り、更に新しく強力な罠も手に入る。でも主人公は罠以外は非力な女の子なので、捕まるとやられてしまう(それもまた、伸るか反るかのスリルを与えてくれます) まさに非道徳ですが、この一連の作業がこの上なく楽しいのです。 前作「刻命館」からうってかわり、客観的な視点のゲームになりました。また舞台も館だけでなく、場合によっては変わっていきます(プレイヤーの行動により、物語は複数に分岐します) 主人公の女の子の罪深い感じがシステムに相まって、雰囲気を味わえました。 続編も出ているのですが、ストーリーと”罠にはめた実感”から言って、この作品が最高峰だと私は断言します。 |