ダブルファーザー (ビーボーイノベルズ)
印象としてはどんどん引き込まれていく感じです。
新書は値段も高いので評価は辛口になりがちですが、
これは個人的に好みだったので星4つ。
CPはエリートサラリーマン×司書さん。
攻めのエリートサラリーマンは最初すごい…なんというか父親として、だめな男です。
その成長と、完璧に見えた受けの内面が少しずつわかっていくのがこの話の惹かれた部分です。
砂床さんの小説は何度が読んだことがあるのですが、文書が上手いので引き込まれます。
子どももちゃんと、いる意味があるというか…
二人も涙もろくて、人間味があるところも個人的に好みです。
文庫版ならあれですが、高いこともあるので4つしましたが、
お財布に余裕があるのなら個人的にはオススメです。
もし続きがでれば買うと思います。
Chara CD Collection 恋愛協定~抜け駆けナシ!
「テニスの王子様」の跡部以来、私は諏訪部順一という声優が、彼以上の
キャラクターを演じたキャリアを知りません。
しかし、この作品の攻役の龍二は、一見粗暴に見えるのに実は胸に深く
男気と思いやりと優しさを隠し持つ漢っぷり充分な高校生でした。
また、同級生の史郎に淡い恋愛めいた保護欲を抱く潔癖な受の雅己を演じる神谷浩史。
彼の神経質で硬質な声が、龍二にかたくなになってしまい本心を見失ってしまう
雅己にピッタリ。
二人が不器用同士、つい意地を張ってしまう稚拙なやり取りなどが呼吸からも
伝わって来ます。
小悪魔攻の史郎も鈴木千尋の魅力満載!
原作も素晴らしい漫画なので、ぜひ合わせてどうでしょうか?
オリジナルストーリーも入ってお得!しかし残念ながら声優トークがありません!!
もう少し高くても構わないので、入れて欲しかった…!!!
RUBY CDコレクション コイ茶のお作法
運動バカの徳丸が、妹に無理やり茶道部に入れられ、同じクラスなのに接点がない部長の蓮根といるうちに!徳丸と妹との掛け合いと蓮根のニヤリとした声優の成田剣が笑えます!原作を読まなくても楽しめます!!!
その男、取扱注意! (角川ルビー文庫)
学生の頃は結構なやんちゃもやって、背も高くて、眼光も鋭く、喧嘩も強い。
一見すると怖がられる風体(と本人は固く信じている)の佐伯。
アパートの隣室に越してきたのは、黒髪に涼しげな目元の真面目そうな自称「公務員」の緒方。
律儀に挨拶してきた緒方と親しくなって、部屋で食事をともにする毎に穏やかで優しい彼が気になっていく佐伯。
ところが緒方には好きな人が居るらしく…。
公務員…確かにそうなんですが、実質緒方の正体はすぐに推察出来ます。
佐伯は恋に目がくらんで中々緒方の妙な行動に気づけないようですが、その勘違いっぷりがいっそおかしい。
くる者拒まず据え膳頂きまくりだった佐伯ですが、こと自身が受身になることにはまったく不慣れで、そこが緒方のツボを突いているらしく。
「かわいい」を連発して佐伯を振り回します。
佐伯は間違いなくカッコイイ奴なんですが、緒方の前だととたんに可愛くなってしまう(女性っぽいという意味ではなく)。
緒方の、羊の皮を被った狼っぷりがじわじわ文章から伝わってきておかしかった。
イントロ部分の謎が頭の中でずっと残ったまま後半へ突入するのですが、次第に明かされていくとなるほど、と思います。
緒方の過去や佐伯との関わりなどちょっと強引な部分もあるように思いましたが、自分はさほど違和感を覚えませんでした。
緒方と佐伯が親しくなるきっかけとなったハプニングなど、所々散りばめられているエピソードがきちんと後でも効いていて、上手いなぁと思いました。
ぜひ続編が読みたいです。
悪い男は飼い馴らせない (角川ルビー文庫)
今回の作品の購入目的に、もちろん成宮さんだからという事が一番と・・・
タイトルに期待が大きくふくらんでいたから・・・という気持ちがあります。
タイトルの、「悪い男・・・」を指すのは攻めだろうし、どんな風に翻弄してくれるんだろうという期待が大きかった。
そういう意味では、ちょっと思っていたのとは違う作品でした。
本の紹介のあらすじは、おおまかなところはそのままです。
ただセリフ等は若干違ってるし、攻めの塩田はあらすじのようなあからさまながっついたタイプでもありません。
読んでみれば、塩田の行動の多くは余裕ある大人の態度です。
攻め×攻めの攻防に関してもある程度の節度はあるようですし。
そういった大人という意味では、「思い通りにはならない大人」=「悪い男」としての捉え方でタイトルを表現されたのかなと思います。
でもどっちかというと、その悪い男の部分はあまり感じず・・・さりげなく甘やかされていた事の方が多かった気がするんですけどね。
実際、攻めのはずの真咲は甘やかしてあげたくなるような可愛いところが多かったですから。
ストーリー全体に関しての感想ですが・・・
真咲の見た目に反する素直で可愛い部分のギャップが、成宮さんテイストで彩られていたのが良かったです。
あとは・・・
ちょっと都合が良くて納得しづらいところがあったのと、特に感情面では揺さぶられる事が無かったので・・・
星は4つにさせてもらいました。