海のトリトン (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
海の支配者ポセイドン一族に絶滅寸前まで追い込まれた人魚のトリトン一族。その最後の希望の光である「トリトン」は自分の出生を知らされぬまま陸上で育てられた。
あるとき、自分の出生を知ったトリトンはポセイドンと戦わなければならない運命を知るのだった…
この作品、新聞で掲載されたものなので毎日が締め切りだったそうです。だからこそか、作者の力強い構成力がひしひしと伝わってきます。
トリトンの最期は少し微妙な感じですが、随所に手塚氏らしさを感じることができる作品であると思います。
海のトリトン (第1巻) (Sunday comics)
海の支配者ポセイドン一族に絶滅寸前まで追い込まれた人魚のトリトン一族。その最後の希望の光である「トリトン」は自分の出生を知らされぬまま陸上で育てられた。
あるとき、自分の出生を知ったトリトンはポセイドンと戦わなければならない運命を知るのだった…
この作品、新聞で掲載されたものなので毎日が締め切りだったそうです。だからこそか、作者の力強い構成力がひしひしと伝わってきます。
トリトンの最期は少し微妙な感じですが、随所に手塚氏らしさを感じることができる作品であると思います。
ヒデタ樹 スーパー・ベスト~海のトリトン/人造人間キカイダー~
名曲『海のトリトン』を聴くために買いました。
数年前までなかったです…よね?(2005年発売とある…)
確かそれ以前は相当高いお金を出さないと手に入らなかった
音源だったかと記憶しています。「トリトン」
仕事で使いたくて、数年ぶりに思い出して検索したらこのアルバムがヒット。
『トリトン』一曲のために買いましたが、懐かしい曲だらけ。
「キカイダー」「レオ」「スパイダーマン」等とヒデさんの曲とは
知らなかったのですが、懐かしい曲オンパレードで入っていて、
知らないうちにわたしのDNAの中に入っていたんですねぇ。
かつて日本にはこんなにも熱くてクールなアニメソングがあったんですよ。
…ってことを今の若者にも知ってもらいたいので、オススメの一枚です。
海のトリトン DVD-BOX
私は、本放映時、この作品を夢中になって見た世代。
今は、DVDを購入し、子どもたちと一緒に見ています。
「勧善懲悪」があたりまえのアニメが多い中。。。当然、当時子どもだった私は、ポセイドン=悪、トリトン=善 が当たり前と、トリトンの活躍に、そして悪を滅ぼすであろうラストを心待ちにワクワク見ていたものでした。が、結末は子ども心に非常に衝撃的で、「善・正義」を信じて行動してきたトリトンがポセイドンの人々からすれば「悪」であり、「悪(ポセイドン)」もまた、自分たちの一族を守るために行動してきた・・・・。結局、戦争とはそういうものなのだ、互いに戦う以外に道はなかったのだろうか? という思いと問いを子ども心に強烈に残したアニメでした。
最終回で現実を突きつけら!れ、「何もかもポセイドンが悪いんだ!!!」と叫ぶしかないトリトンの心の叫びが、子ども心にとてもつらかったし、じんじんと伝わってきたものです。
そして、今の世だからこそ、子どもと一緒に見たい作品だとも言えます。
ガンダムの監督、富野氏の最初の作品であるということも、みなさんの興味を一段と引くのではないでしょうか。ガンダムにちりばめられた哲学の根底をここで見つけることが出来るのではないでしょうか。