POP STAR
この新曲は月9の主題歌で、聞くところによると主演の女優さんをイメージして書き上げたとか・・・
最近は「Mr.センチメンタル」ということもあり、おセンチな感じの曲が多かったのでちょっと新鮮な感じがしました。 ポップな感じの曲ながら、そこに恋愛モードを感じさせるあたりがさすがだなぁ~と思います。
竹宮恵子BOX [DVD]
竹宮作品の大ファンである人間にとっては、待望のDVD化でした。
とにかく耐久性のあるDVDが出たというだけで、買いでしょう。
この商品はBOXで、3作品まとめて購入するタイプですが、作品別に購入可能なので、好きな作品だけを購入すると良いと思います。
ただ、すべて欲しい人にとっては、このBOX、嬉しい商品です。綺麗な箱が、マニア心をくすぐります。
個人的には、懐かしい作品の数々だけでため息ものですが、「地球へ…」が公開されるにあたって使われたCMも収録されており、とても嬉しかったです。
3作品のファンの方は是非この機会に!と思います。
ブライトの憂鬱 (白泉社文庫 た 1-12)
かつてSF小説ファンを喜ばせた
「私を月まで連れてって!」の続編。
スーパー家政婦おヤエさんと大金持ちハリアン・シェラトンの
双子の男女の子供たちのお話。特に兄のブライト。
エスパーのブライトは“妹ばなれ”できないエリート、
それを同じくエスパーのニナと、
その夫のA級宇宙飛行士ダンが
温かく見守りそして導くお話。
SF小説ネタはほとんど無いものの、
SFマインドは相変わらずです。
SFファンに限らず全ての本好きに読んで欲しい一冊。
変奏曲 vol.1 (1)
天才ピアニスト(のちに指揮者)のヴォルフガングの短い一生が、妹アンリエット、評論家ホルバート、ヴァイオリニストのアドアルドの生き方や視点を通して語られる。
竹宮は他にもウィーン少年合唱団やピアニストを志す少年がウィーンに留学して奮闘する話など、音楽にまつわる掌編を書いているが、それらのアイデアを提供したのが、増山のりえらしい。少年愛を少女マンガに持ち込んだ先駆けのようだ。
大した読書をしない世代にとり、24年組の作品群は文学の代わりでもあった。ライトノベルの氾濫する昨今もしかりだろう。欧米文化に対する憧憬を優美に造り上げていた。小学生じぶん「地球へ」で彼女にはまり、当時の作品集をせっせと集めて読み、「変奏曲」を手にしたのは13歳ころ。
しかし、竹宮作品はこれを最後にあまり読まなくなった。エドナンがスペイン人民戦線の闘士であり、一時は音楽より闘争を選んだにも拘らず、闘争も音楽への熱い思いも、ヴォルフ死後の物語では消えてしまうからだ。作品発表当時スペインは今のような自由でフリーセックスの国ではなかった。東西冷戦の枠組みの中でアメリカに餌を与えられた軍事独裁政権のひとつ。血の闘争がずっとあったのである。それをただの物語の飾りにしていることに白けてしまった。
VOL 2で実質、この物語は終わっている。つまり、増山のアイデアの範囲を超えた時点と思われる。昔感じた違和感が、本書の後書きで理解できた。
風と木の詩 (1) (中公文庫―コミック版)
ラストはとにかく号泣もの。
ストーリーは自由奔放なジルベールと、純粋で優等生なセルジュが全寮制寄宿舎で繰り広げられる恋愛のような友情のような、深い絆を描いた竹宮恵子の傑作。
後半の二人の逃避行がせつなくて…いや、くるしくて…そして痛々しくて。ページをめくるたび、ジルベールの行動に胃が痛くなる思いでした(気分はセルジュ)
ラストはもう、号泣必至。
私は、しばらく他の漫画が読む気がしないくらいダメージをうけました(イイ意味で)
萩尾望都先生にしろ、竹宮恵子先生にしろ花の24年組は独特の世界観が圧倒的で引き込まれます。
ボーイズラブ的な要素もありますが、気にならないくらいの画とストーリーになってますので、少女漫画好きには是非とも読んでもらいたいとおもいました。