ホワット・ウィル・ウィー・ビー
前作までと比べるとシャーマンぽさは少し薄れてて、ちょっと地上に降りてきた感じ。
それがつまらないという人もいるかも知れないけれど、聞きやすくなったともいえる。
すこし商業的な面を意識している気はするけれど、そこは天才。
どの曲も個性的で、粘っこくて、耳にまとわりついて離れない。
アルバムも長さが絶妙だし、このアルバムを手にしてから、もう何度も何度もリピートして聞いている。
クリップル・クロウ
その風貌からして1960年代後半のヒッピー的なものを感じさせるデヴェンドラ・バンハート。
第一印象に違わずその音楽はかなり素敵に現実離れしている・・・。
音は違うけど、作品の空気からシド・バレットの「帽子は笑う・・・不気味に」を思い出した。
ふわふわ雲の上に浮かんでいるような感覚。
フリーフォークとかサイケデリックフォークとか言うんだろうか。あとラテンの薫りもします。
ジュディ・シルとかニック・ドレイクとか(別に彼らはヒッピー的ではないが)、あとバシュティ・バニヤンなんかが好きならいけるのではないか。逆にデヴェンドラを気に入ったなら彼らも聴いてみてください。
なかなかいいです。是非。