Bonnes Vacances!~Le paradis au Club Med
club medといえば日本ではアイランドリゾートのイメージが強く定番のisland musicばかりかなあ、と半信半疑でしたが(ジャケットも海そのものだし)聴かせる大人の選曲でいい意味で予想が裏切られました。流行りのボサノヴァ系ばかりでなく女性ヴォーカルのきれいなハウス系、ethnic系などのspiceが利いています。聴き飽きない、かといって「聴く」ことを要求しない、とてもバランスのよい一枚です。コンピレーションアルバムは軽すぎて、と敬遠している人にも薦められる出来。
バリ/グヌン・ジャティのスマル・プグリンガン
バリ島の芸能の華、ガムラン音楽。その代表は現在ではゴン・クビャールとスマル・プグリンガン。前者でぜひ聞きたいCDはグヌンサリ楽団の演奏ですが、後者ではぜひこのCD、グヌン ジャティを聞きたい。
CDのスイッチを入れ演奏を聴き始める。息をひそめ耳を澄ますと、そこに現れるのはまずバリの夜の帳と虫の鳴き声。静かに流れるバリの静かな時間の中に、ワリンギンの木陰から穏やかに聞こえてくる名器グヌンジャティのプレゴンガン式のガムランの音色。一瞬で、遠い南の島に私を連れて行ってくれました。
圧巻はレゴンラッスムの演奏です。夕食後のくつろいだ時間にライトダウンしてベッドルームで聞きたい。すばらしい演奏です。バリ/グヌン・ジャティのスマル・プグリンガン
バリ島の音楽
私は舞踊曲のタルナジャヤ(3曲目)が大好きで、それだけで惹かれて買ってしまったようなものですが。
家に帰ってよく聞いてみたら、ゴングデは入ってるし、ジェゴグ(竹のガムラン)は入ってるし、ケチャは入っているし、グンデルワヤンは入ってるし、一曲ずつではありますがバリの音楽の代表的なもの、美味しいとこどりで当たりだな、と…。
曲名がしっかり表記されているのも良かったです。ジャケットに記載されている曲名が『○○な音楽』だけでは特定の曲が欲しくてCDを探しても目当てのものを探すのは難しいので、私にはありがたかった。毎晩聞かせていただいてます。
聞いたことはないけれどバリの音楽を聞いてみたい、という方や旅行の時にはまった!という方はバリガムランのパワーとうねりに飲み込まれてみてはいかがでしょう?