さよならみどりちゃん [DVD] |
やっぱしこの映画女性の映画な気がしてならない。だからこそ男の私が観ると切なくなる。なぜこんな男に?と思うがそれがこの映画の味だと思う。
星野真里を使ったのは本当によかったと思う。 始めてこの映画を観たのが子供だったから今より感じる部分は少なかったと思う。今見ると人間の不条理なところ、男女間の理屈ではないところが浮き彫りになって作品から見て取れる部分が多くなった。いままでにない映画だと思う。 |
ゆらゆら ~南Q太セレクション [DVD] |
30分の短編ドラマ3本立てで話のテンポが速いなか、うまく一つのストーリーを完結させてますのでどれも飽きずに観れます。
「ゆらゆら」、「丘を越えて」はなんか現実にありそうな話ですがコメディっぽくて笑えます。 逆に、「猫」は全然笑えません。親友と呼べる友達もなく、暗くてイヤな性格の女の子役の前田亜季さんは結局猫になれなかったのだと思いますが、小悪魔的な表情がとても印象的で、すごく演技がうまいです。 気楽に観ながらも、何か身近に感じれる内容なので、“ある女性”の3つのケースを参考に、自分自身の恋愛について考える良いきっかけになる作品だと思います。 |
今日も夫婦やってます |
Web連載をまとめた一冊。 連れ子同士の再婚、旦那様は某漫画家の元旦那でしたよね。 所々、キツイなーって感じる表現もありますが(義娘義親に対して)綺麗事だけでは暮らしていけない、著者の母親としての強さを感じました。 読みはじめは『愚痴エッセイ?』と誤解しましたが、多忙ながらも幸せな生活を築いている様子が感じられます。 いつまでもお幸せに! もし離婚しても、悪口な漫画やエッセイは出さないでね。 |
天井の下 (フィールコミックスGOLD) |
私にとっては初めての南Q太作品で、これがきっかけで彼女に興味を持ちました。 この短編集は、一見平凡そうでいながら、何かのきっかけで少しだけいつもの日常から逸脱してしまった人々のお話です。 しかし、綴られているのは本当にありのままの「生活」で、そこにはいかにもな物語的脚色は感じられません。 それはとても正直な姿勢で、だからこそ、彼女の作品の読者一人一人がそこから必ず「何か」を受け取り、またひとつ、前に進む気持ちになることが出来るのでしょう。 南先生は基本的に現実世界を常にまっすぐ、ありのままの目で捉えようとなさる作家さんです。 さらりと描かれた独特のタッチのイラストも、良い味を出しています。個人的にはこの方の描かれる人物のフォルムが好きです。手の表情が良いと思います。 南先生の作品をこれから読み始めるという方にもお勧めしたい佳品です。 |