「八百八町夢日記」の夢さんや「
源義経」の弁慶のオリジナルショットを中心に舞台の稽古風景やテレビの貴重な写真が満載です。
表紙もめちゃめちゃかっこいいです。
1月2日に放映された「忠臣蔵〜その義その愛」を観ていたら里見浩太朗版が無性に観たくなり、今更ながら購入してしまいました
低画質についてはVHS/ベータ用のマスターをそのまま使ったモノだと思われますし、当時の
エンコード技術では仕方無いと思います
画質は残念では有りますけど、それを差し引いても当時として豪華すぎるキャストと美しいシナリオと演出と音楽で
やはり個人的に一番好きな忠臣蔵でした、今後は是非ともHDリマスター化していただきたいものです
その際はワイドトリミングせずにオリジナルのスタンダードでお願いします
しかし「忠臣蔵〜その義その愛」と比べるのもなんですが、里見浩太朗版は、今の時代には出せない雰囲気が有ります
特に気になったのは里見浩太朗版など、昔の時代劇では当たり前だった堅苦しい言葉遣いを
「忠臣蔵〜その義その愛」など、今の時代劇では使わなくなったことですね
恐らく若い人にも理解させる為の手法なんでしょうけど、個人的には時代劇は堅苦しい言葉遣いで作ってほしいと思います
と言うか堅苦しい言葉遣いの方が格好良くて美しいです、この里見浩太朗版でも美しいセリフと音楽で泣けるシーンが沢山有りました
泣けるヶ所は殆ど憶えていたつもりでしたけど、仇討ちの後の行進で大石内蔵助(里見浩太朗)が、仇討ちに参加出来なかった
毛利小平太(西郷輝彦)に対して「死ぬことよりも生きることの難しさを、つくづく思いしった」と語るシーンでやられました
泰平の時代、武士道精神を貫いて生きる難しさが、この一言に込められていて(史実とは異なるのでしょうけど)最後の泣けるシーンです
里見浩太朗版は本当に最高の忠臣蔵ですよ。