1は剣術を扱った格闘ゲームとしてはとても秀逸!で独特な世界観がある!。習得した技のコンビネーションを自分で編集して自分流を作ってゆくというシリーズ共通のコンセプトが既にこの時に出来ている。しかし、試合は本番であって、レベルアップのためには剣術と全然関係ない座禅、滝行、竹林切り、蝋燭切り等のミニゲームをしなくてならない(^^;)。
ミニゲーム廃止し道場練習や野試合、闇試合でレベルアップ!!、実在流派の剣技に加えて、抜刀術、鞘当術の習得まで出来る!2は更にマニアックになった(収集した刀の波紋を眺めたり…)。攻、待、縣の三すくみシステムを確立。これは一般的な格ゲーでいうところの、打撃、当身、投げに相当し、反射神経重視の1とは本質が異なる駆け引きを持ったリアルタイム剣術シュミレーションゲームである。
3は1,2で作り上げてきたシステムの上に、剣豪達が闘う世界を彷彿とさせるイベント形式のストーリーを加えたシリーズの完成形!。シナリオをコンプリートするのに相当な時間遊べる。また攻、待、縣に「かわし」が加わった!(投げ抜け、当身抜けのようなもの)。
3作を通じて地道な努力…というかコツコツと練習を繰り返して強くなって行く過程があり、その辺りがやや作業的になってくる。主人公のレベルが上がるに従って習得技に対する熟練速度も速くなって欲しかった…。熟練度か経験値かどっちかだけで良かったかも。剣豪の技の習得には完勝、圧勝しなければならず、それから熟練度も上げなければならないのは結構しんどい!!(^^;)
3は特にゲームの中で地道な努力が認められるシステム!?。最初は苦しいが段々レベルが上がるにつれてゲーム自体の難易度が実は下がってゆく…。だからストーリーはすっごく面白いのだけれど最後の方がちょっと寂しい…。
つまり自分をゲームに最適化する、人間性能を上げてゲームに対応してゆくという一般的な格闘ゲームのつくりとは随分違う、なんだか不可思議なゲームなのかも知れない。
あとは…「深編み笠」と「虚無僧の装束」が欲しかったなぁ〜♪それがあれば5つ星だったのに…!!(><)
もともと、骨董・
美術品・お宝というものには興味がない。したがってなんでも鑑定団という番組も母が観ているが、わたしは真剣には観ていない。そんな私が唯一見入ってしまうのが、日本刀である。なぜかわからないが、理屈抜きに惹かれてしまうのだ。そんな私がもっと探求してみたいと思い本書を購入。
本の構成は、巻頭は、写真カタログ 一章:歴史 二章:形状図解 三章:名刀と所持武将の解説 四章:作匠者解説 の構成 主は第三章で、35項の大半を構成している。
自分の漢字読み能力も低いと思うが、専門部位の漢字がまず読めない。拵(こしらえ)鋒(きっさき)鎬(しのぎ)茎(なかご)鑢(やすり)鍔(つば)他 普段現代の生活では、使用頻度の低い漢字が、容赦なく出てくるので、最初の頃は、前に戻りながら、茎ってどの部分のことだっけ?などと確認しながら読み進む必要があります。読み進むうちに、名刀にまつわるエピソードとともに、日本刀の知識も身についていくようです。
時代劇などで、太刀と打刀の違いなど、意識したことなかったですが、本書でそれが理解できたり、他人の名刀を拝刀する際、どこを着目して、検分しているのか?がわかります。銘刀は、時代を重ねて技術革新がおき、後年なら後年の作ほうが良いような気もしますが、それは間違いで、大抵のものが、室町時代 鎌倉時代の作であることにも驚愕します。砂鉄と炭火から作るのですからね。
巻末には、刀から発祥の現代でも使っている言葉集「切羽つまる」「抜き打ち」「鞘当」などから、武士文化のなごりが大きいことや、全国 日本刀が見られる博物館マップなど、日本刀や時代劇ファンのどちらかというと初心者は、購入して損はないと思います。