敗戦直後、尾崎は『敗戦の反省』という小冊子を刊行しているが、これは実際には日米
開戦前の第七十六議会(昭和16年3月)が終了した直後に語られたことの速記録である。
したがって昭和16年4月以降の状況は考慮されていない。こういう時代状況において
民主主義者はどのように考えていたのかを学ぶことは深い意義があるはずである。
また現代にも通用するような智慧や発想が含まれていることも事実である。
つまり荒木貞夫陸軍大将のような軍国主義者と尾崎行雄のような民主主義者との
思想的な違い(ものの見方考え方の違い)がどこにあるのかをしっかり学ぶ必要がある
と思うわけである。
この著作は、敗戦後に尾崎が語った言葉ではなく、日米開戦前の自由主義者・尾崎行雄の
歴史認識であったということを日本国民はよく知らなくてはならない。よく東京裁判史観否
定派の方々は、「当時の国民はみんな日米開戦に積極的であった」というようなことを言
うが、少数派ではあっても、正しく歴史状況を認識していた尾崎行雄のような人物がいた
ということを無視してはいけない。なぜなら尾崎のような人物の発言の中から「自主的に
物事を考える」ということはどういうことかを学ぶことができるからである。
そうして「自主的に考える」ことのできる国民が数多く輩出することこそ、戦後の歴史教育
の目標であらねばならないからである。
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