ドラマを見て原作はどんなのかな?と思い購入しました。TVドラマのDVDも購入しました。その中の主人公にタッキーをいつも重ね合わせて読んでいます。社会では人間はありのままでは生きられない。どこかほんとうの自分にフィルターをつけて毎日を過ごしていませんか。原作はこのこと語っているように思います。その毎日をタッキーがドラマでうまく演じているのに感銘を受けました。原作にほとんど誤差なくTVドラマが製作されていたのでたいへん読みやすかったです。ぜひTVドラマを見た方におすすめの1冊です。
まず、主題歌の“チキチータ”と“S.O.S.”の二曲は、 どちらもオリジナルバージョンでは入ってないので、 その点だけは注意してください。 どうせなら、なんとか権利関係のほうも頑張って、 この二曲をオリジナルでも入れて欲しかったなあと思いますけどね。
あと、最終話でまなとと唯が雪山で行方不明になってる時、 佐伯と沢村が捜索本部のロッジで話してた時のBGMが入ってません! 途中で尺八のようなフレーズも出てくる曲でしたが、 あれが結構好きな曲だったのでそれが未収録というのはかなり残念です。 だから星4つにしますが、これはあくまで個人的なとこ。
購入者へ向けてのレビューとしては、 ほぼ大体のBGMは網羅してますので、これで音源は入手できます。 このドラマが好きな人にとっては、 お薦めできるサントラであるのは間違いありません。
#5「彼が妹を抱いた朝」#6「雨のバレンタイン」の二話収録です。
真理子が、裏で勝手にお見合いをして婚約したり揺れています。 それを知り、哲也も自分に強く寄り添ってくる唯へと流れ始めて、 ついには肉体関係まで持ってしまいます。 同じくまなとも、唯の哲也に対する揺るぎない想いを知って、 自分に寄ってきてくれる遥に流れようとして… その矢先、真理子は婚約を破棄してまた哲也に戻ってきます。 それを知って哲也もやはり真理子へと戻っていく…。 “片想いの連鎖”が、その想いとは違った形で展開するのがこの巻です。 登場人物の中で、色んな不安定な心情が交錯していきます。
ちなみに第5話、 綺麗な海岸に4人で遊びにいくとこは個人的に好きなシーンで、 男女混合の友達グループって良いなあと微笑ましく思います。 ちなみに、ABBAによる主題歌もすっかりドラマに馴染んでます。
#3「セックスのフシギ」#4「好きな人は誰ですか?」の二話収録。 まずこの巻で、まなとは新しく友達になった哲也の手引きにより、 初対面の女性を相手に、半ば強制的に童貞を終えてしまう事に…。
そして遥がまなとに片想い、唯が哲也に片想い、 そしてまなとが、同じ家に暮らす唯に片想いし始めます。 このことにより、 遥 → まなと → 唯 → 哲也 → 真理子 → 元の恋人(故人)
という、このドラマの鍵となる“片思いの連鎖”。 この図式がハッキリと確立するのがこの巻の流れと言えます。
やたらと出演者の人数が多く、ゲストキャラが登場しないと話が進まないような物も多い昨今のテレビドラマにおいて、
ほぼ毎回滝沢・深田・窪塚・内山・石田の5人だけでストーリーが成立し、ちゃんと飽きさせない展開になっていたのが
印象的な作品でした。
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