今日、日本の映像音楽の第1任者として認知されている久石 譲(JH)がそうした絶大な脚光を浴びる少しまえに発表した作品である。
この作品が発表された1992年頃において、JHは、その主な表現媒体を中編成の室内楽団としていたが、この作品を聴くと明瞭に理解できるように、この時期においては、この作曲家の感性とその表現媒体が最も齟齬なく合致していたということができるだろう。
また、この時期においては、JHは作曲家として非常に真剣な模索をしていたようで、そうした真摯な探求の痕跡が作品の隅々に脈々と息づいている。
そうした時期に発表された作品のなかでも、この“My Lost City”という作品は、今日にいたるまでJHの最高傑作のひとつとしてひときわ魅力を放ちつづける作品である。
そこにあるのは、憂鬱を湛えた都会的な感傷と焦燥と孤独であり、この稀代のメロディ・メイカーの魅力が遺憾なく発揮されている。
単なるイージーリスニングという枠に収まらない真摯な求道性と凶暴性を宿したこうした良質の大衆音楽が今殆ど生みだされていないので、こうした作品の価値は実に大きいと思う。
また、Gavin Wrightをコンサート・マスターとする
ロンドンの弦楽アンサンブルは、東京のスタジオ・ミュージシャンにしばしば診られるあの去勢されたおとなしさを湛えたものではなく、粗びた質感と主張性を伴ったもので、実にすてきである。
ただ、少々残念なことは、いつものごとく、JHのピアノ演奏が――素人にも判るほどに――技術的な問題を抱えたものであることであろう。
結果として、収録された名曲の旋律にわれわれを完全に陶酔させてくれないのである。
こちらが真剣に音楽と対峙しようとすればするほど、そこには「もう少しピアノの音色が魅力的であってくれたなら……」という気持ちが沸いてきてしまうのである。
いずれにしても、「大家」として認知され、怠惰な安定感を漠然と漂わせている現在のJHの作品とくらべると、この“My Lost City”という作品が探求と格闘のただなかにある人間により創造された作品であることは一目瞭然である。
全てのJHのファンが聴いておくべき作品である。
I watched TV last month.After I got know she had really sad experiances.SoIdecide bought it.
曲に関してはファンならずとも納得のいく出来になっており、自分で上げたハードルは楽々越えてきたという印象があります。
ただミニアルバムとして考えてもこの値段はどうなんでしょうか?実質
涼宮ハルヒの詰合 ~TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」劇中歌集シングル~と
涼宮ハルヒの憂鬱 ドラマCD サウンドアラウンドの楽曲+新曲3曲、計25分で3000円というのは割に合わないと思います。
そもそもこういった商品の購入層の大半は以前の収録曲を持っているでしょうに、敢えてBESTっぽくして買わせようという商売は如何なものかと思います。1500円位なら評価できたんですが…。
Gaudeamus Igitur は
ラテン語の歌ですが、昔から学生の特権は、大学在籍の間に勉学の外、飲酒、恋愛等、十分楽しんでおくように先人がアドヴァイスしています。ハイデルベルクは、Alt Heidelberg, Du feine と言う歌詞の歌が有名ですが、I lost My Heart in Heiderberg- Ich hab’ mein Herz im Heidelberg verloren- と 言う歌も、なかなか、面白い歌でした。作詞は Beda und Ernst Neubach 作曲は、Friedlich Vesely alias Fred Raymond です。
ドイツ人達も ローレライを3番まで歌える人は多くないようです。