1,2巻での単行本があまりにも面白く魅了されっぱなしだったので、
今では連載している雑誌を毎月購読しつつ、単行本という形で一息に読めること(のめり込むことに^^)にときめかせていました。
(ネタバレ披露しています)
夫の俊の形見とも呼べる奪われた指輪を取り返すために、ニーラムの提案(と工作)の元に、
パリで知り合ったジャンヌと三人で行動(サギもどき)に臨む万里子。指輪奪還まで大詰めです。
3巻はジャンヌとウォーレンの恋物語。
鼻持ちならないウォーレンに悪印象しかなかった万理子は、指輪の為とはいえ彼に近づくにつれ、純粋な面に触れてしまう。
順調に計画は進む中、欺かれていることを疑っていないウォーレンが、ジャンヌに惹かれていく様子に万理子は「自分のこと」のように感情を募らせてゆきます。
「私が、大人だったらあなたの苦しみを分かち合わせてもらえたの」
年齢だけでなく、未亡人と境遇が酷似するジャンヌを知れば知るほどに。
「私…なら、許せないままに愛するわ!」
ジャンヌへの好意が裏切られたと激怒するウォーレンへ、万理子の想いが堰を切って溢れます。爆発します。(←フンと鳴らす荒い鼻息が最高です。可愛いです)
俊への想いが蕾から花開く前に破れてしまった恋。
傷ついても、苦しんでも「罪ごと抱きしめさせてくれたら」とせきとめられない、今も消えないその想いに心が震えました。
真里子の喝が効いたのか、ウォーレンの無我夢中で描いた雪の贈り物が功を成し、ジャンヌの心を射止め指輪を巡る大騒動はひと段落に。
いいえ。ここからです(笑)
水面下で意味ありげに謎めいた態度をほのめかせていたニーラムが動き出します。予測のつかない急展開です。阿片窟です。
ニーラムの兄、ニーラムの正体、そして彼の素顔に、ここにきてはじめて万里子は出会えることになります。
自分から遠ざかっていくニーラムを、彼の目的を、繋ぎとめ防ぎ奮闘する真里子の今後にますます目が離せません。
読めば読むほどに、話が進むごとに、まるで映画を見ているような1920年代のモダンさが敷き詰められた浪漫あふれる上質さは、
相変わらずの夢心地なひとときを今巻も過ごすことができました。(終わり方は非常に緊迫していますが)
4巻も間違いなく購入します。
この方のマンガは「ディアマイン」以外正直言って苦手でした。
本屋さんで新刊を見たとき内容に興味があったので思い切って購入しました。
内容はまるでドラマのよう!!16歳の万里子が父親の借金の肩代わりをしてくれる30歳も年上の青山俊との
列車旅行の途中で事件が起きます。
万里子の強い気持ちと、小さい頃から青山に憧れていた気持ちが良く分かって1巻途中からの青山の酷い仕打ちに腹が立ちました。
色々事情があるにせよ16歳の少女は辛い現実を受け止めなくてはいけませんが、万里子なら乗り越えてくれると思います。
また、青山が登場するのか、万里子はどうなってしまうのか、ドキドキハラハラです。
2巻が今から楽しみです!!!
念願の短編集です(*゚▽゚)ノ 花ゆめ掲載時に最終回を見逃した帝都南天隊、やっとまとめて読めました☆ 約15年待ちました〜ありがとう白泉社さん!! 表題作は高尾滋さんの繊細なペン
タッチにほれぼれし、デイジー・トリップも優しい気持ちと勇気をもらえる素敵な物語です(*^▽^*) 来月も新刊マダム・プティ1巻が発売とのこと、とても楽しみ待ち遠しい〜〜