![]() バービー ドール オブ ザ ワールド - プリンセス・オブ・ナバホ・バービー - |
【 バービー ドール・オブ・ザ・ワールド・プリンセス・オブ・イタリア のレビューです】
実際に手に取ると、まさに『地中海の美女』というイメージです。小麦色の肌、キリリとしたレモン色の光の入った瞳、しっかりとした紺色のアイメイク、濃い赤色の唇(口は閉めている)。前をセンターで分けてる黒く長い髪。知的で、健康的で、可愛らしいというよりは、非常にセクシーなイメージの顔立ちです(ピンクラベル)。 濃紺のドレスをエレガントに着こなしていながらも、情熱的なイメージが漂っています。同シリーズのポルトガル(赤いドレスで、色白めで可愛らしいイメージ)を持ってますが、反対イメージのクラシカルなドレスの姫君で、入手できて、個人的に大満足です。 |
![]() ライヴ・イン・ナバホ・ネイション [DVD] |
~~力強く、時には優しく、いろいろな歌い方を使い分けるアラニスモリセットですが、今回のこのDVDでは、北米のナバホ族とともにそのルーツなどを学びながら、彼女自身の音楽におけるスピリチュアルな部分をさらに磨いていく、そんな光景が見られるように思います。ナバホの方たちとの共演、はたまた自然との共演まで、なかなか内容の濃い一枚だと思います。基~~本的な曲構成は、「ジャグドリトルピル」の曲目からなっています。「ジャグドリトルピル」のアルバムとは違った一面がかいま見れますよ♪~~ |
![]() ナバホへの旅 たましいの風景 |
現代人が忘れた大事な何かを持ち続けて幸せに生きているのがネイティブ・アメリカンだと思っていた。しかし、彼らにも病の問題はあった。その一つが、アルコール依存症。その原因を河合隼雄は、「自分では、バリバリとやっているつもりの人でも、ふと自分の死を思い、自分の存在の根っこに目を向けたとき、言いようのない不安や孤独に襲われるのではなかろうか。そこで、何かによりすがろうとしても、それまでに依存を切り捨ててきたので、今更頼れるものもないとすると多くの人の逃げ込むのは、セックスと酒や薬物への依存であろう」と分析している。彼らには白人が生活を保護してくれる「依存」があるのだ。人間が生の拠り所とすべきものは自然なのだろう。自然とのつながりを忘れて、自分が孤独な存在だと思い始めたときに病気になるということだろう。観光用のインディアンの儀式などで人が集まったり、「癒し」のブームの一つと捉えられたりしている。自然と密接につながりながら生活を営むことの大事さを感じた。
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![]() ココペリの旅 |
家族や友情といった普遍的なテーマにまつわる純粋な疑問について、
はっきりとした言葉で描かれていて、 今の自分にかなり当てはまるというか、 なにか力強いものが伝わってきました。 |
![]() ナバホへの旅 たましいの風景 |
ナバホ族には宗教がないといわれていた。しかし、取り立てて教会や聖書を持つわけではないが、生活のすべてが祈りであり、自らと自然とのバランスを崩さないことを戒める宗教を堅持していると著者は語る。むしろ批判されるべきは白人やキリスト教であって、自然とは人間のためにあると教えるキリスト教では環境問題を克服できない。ましてやナバホから見れば、キリスト教は教会にいるときだけに信仰するパートタイムレリジョンでしかないという。
異なるイデオロギー同士は必ず対立する。自然を崇拝するコスモロジーは、多様なものの共生の世界観であって、ここに一神教的世界観を超克する鍵があるのではないかと著者は示唆している。面白かったのは、白人の話し方は常に怒っているというナバホの指摘。近代合理主義をケンカ必勝法と読み替えるとなるほどなぁ・・・。おすすめです。 |