いつか晴れた日に
映画の中で使われた歌が2曲入ってます。残念ながらケイト・ウィンスレットが歌ったものではありません。でも彼女が歌った歌詞も載っていますので一緒に歌う事ができます。全体的にはしっとりとした感じです。晴れた日にというよりは雨の日に本でも読みながら聞きたいそんな一枚ですね。
いつか晴れた日に [DVD]
オースティン作品の良いところは、
本当に「老若男女とわず、家族で見ていてオッケー」であるところだ。
恋愛がモチーフであるのに、刺激的な性のシーンは一切なく、
暴力的描写もまったくない。
さらに“日常”にある世界を体現し、男性も女性も品性をもちながら「人付き合い」している。
物語がすすむにつれ、ドキドキそわそわさせながらも、おせっかいなおばちゃん軍団や、彼女たちに知りにしかれがちな中年男性軍の存在が圧巻♪
そして、若く逞しいジェントルマンと可憐なレディたちも見ていて心和む。(だからといって「良い人」ばかりでないところも、オースティンの人間観察の妙なのだ)
あらゆる年代層を巧みに登場させ、それぞれ個性的な存在感と台詞をあたえておきながら、「人間」が起こす悲喜劇のありのままを見せてくれる。
昔レンタルで借りてきていたら、いつの間にか留守中に家族そろって夕食中に見ていたのだな。“女の作品”と思われがちだが、父親が「面白かった!」
と連呼していたのが印象的。オースティン、かくあるべしっ!
いつか晴れた日に【字幕版】 [VHS]
この映画は、アラン氏のファンの私としては最高です!!
ハリポタのスネイプ先生や、ダイハードのハンスなど悪役の目立つ俳優様ですが、この映画では、優しいアラン氏がご覧になれます。でも、優しくてもあのステキヴォイス変わりません!!素敵です!!
いつか晴れた日に [DVD]
エマ・トンプソンの賢すぎて一歩引いてしまうお姉さんと、ケイト・ウィンスレットの感情が先走ってしまう妹の対比がとてもよく出ています。ジェイン・オースティン原作の雰囲気が良く出ています。皮肉のきいたユーモアが伝わってきます。アラン・リックマン演じるブランドン大佐も小説では30代ですが、当時はあれくらいのおじさんのイメージだったのでしょう。ヒュー・グラント演じるエドワードの煮え切らない感じが他のドラマ(BBC)よりも良く表現されています。最後の羊の置物を触りながら、たどたどしく話すシーンはニヤニヤしてしまいます。原作とは違いますが、まさにああいう感じだろうな・・はっきり言いなさいよ!という・・でも良い人だというのが出番が少ないのに伝わってくるのはエマ・トンプソンの脚本の素晴らしさです。チョイ役で出てくるヒュー・ローリーの上手いこと!皮肉屋さん(でも本当は分別のある人)が一瞬で伝わってきます。
オースティン作品を映画で見ようと思う方なら、この作品が一番原作の雰囲気に近いと思います。
(ドラマならばもちろんBBCの1995年、高慢と偏見です)
いつか晴れた日に【字幕版】 [VHS]
言わずと知れたジェーン・オースティンの名作「分別と多感」の映画化で、上映された当時の感動が蘇りました。脚本を担当したエマ・トンプソンと監督のアン・リーのセンスの良さを感じさせる作品。DVDには副音声で製作にかかわった4人(エマ・トンプソン、アン・リー他)の撮影当時の裏話が入っていて、これが結構笑えます。映画をすでに見ている人も試す価値あり。