買ってしまう、唯一の本。
大好きな、結婚生活の理想像。
ただ、この先の刊行予定はどうなってるんでしょうね?
宝島社さん、早く次をお願いします!!
大人向けのポップスを目指している「
猫十字社」。
漫画家の
猫十字社から名前をお借りしたいとご本人に了解を得てつけた名前だそうです。
いろいろなタイプの曲があって聞き応えあり。
これ以降のCDはダウンロード配信中心で販売しているのですが、本当はそっちの方をCDで買いたいです(笑)。
幼い頃にもらったコミックスの一冊が好きでボロボロになるまで読んでいました。大きくなって完全版が出た事を知り早速買いましたが、ん?なんかいくつか話が抜けてる?と、残念な気持ちでした。それでも最初から最後まで大半のお話は読めるし番外編のようなものも収録されているので良しとしていましたが…。
今回はコミックの新装版という事でこれならば!と早速買いました。読んでやっぱり!完全版では読めなかったお話がいくつもあり、またスケッチも入っていて、とても嬉しかったです。実際鳥肌立ちました。早く二巻以降が出ないかと首を長くしています。
作者の「小さなお茶会」を繰り返し愛読していたが、「幻獣の国物語」などで八頭身の人間が主人公のファンタジー漫画も描き、
多彩な作風を持つ人だということは知っていた。この単行本には作者の多彩な作品が収められており、
やや哲学的で難解な部分もあるため、「小さなお茶会」ほど一般向けではない。
作者の動物ファンタジーものがすきな人には「宝石の女」のような退廃的なムードを持つ作品や、
「獅子のいる里」のようにややダークな部分がある作品は受け入れがたいかもしれない。
万人向けではないため、比較的最近出版されたにもかかわらず、すでに絶版になってしまっている理由だと思う。
「小さなお茶会」を連載していた70年代から作品を作り続けていて、作者自身の人生にも紆余曲折あったようで、
それがこの人の作風により深みを与えているようだ。
収録作品は
「宝石の女」夜の
パリを撮った写真家ブラッサイのポートレイトに登場するたくさんの宝石で身を飾る女「宝石の女(モーム・ピジュー)」の数奇な人生を描いたもの。(82年)
「獅子のいる里」都会での人間関係に疲れ果て、深い孤独と空虚に耐えかねて故郷への夜行バスに飛び乗った女性の魂の再生の物語。(06年)
「日々の泡」金魚と同居する漫画家の女性。ある日帰宅すると金魚が鉢から飛び出して空中を浮遊しているのを見て驚愕する。
そんな彼女のもとに故郷の母から宅急便が届いて...。(92年)
「ヴィーナスの腰かけ」東京での生活に見切りをつけ、婚約も解消し、故郷松本に帰った小説家の女性とバイク好きで家具師の彼。今さえ幸せならいいと思っていたが...。(91年)
「水酔放浪記」うさぎのそらやはお酒好き。家を綺麗に掃除して特別なお客を迎える春の夜と、夏草の間をぬって清流のほとりにある不思議な店をたずねる夏の夜。(08年)
7年に一度の祭りというのは長野県の御柱祭りがモデルだろうか。都会にはない星の輝く暗い夜空、厳しい冬とアルプスの山々と、
その裾野に広がる果樹園、カジカガエルがすむ清流と、獅子神楽の獅子に対する深い信仰。長野県出身、在住の著者の故郷に対する深い愛情と、
痛みを抱えてなおも生きることへのいとおしさを感じた。原稿はとても丁寧で、1ページ1ページがイラスト集としても楽しめるほどの完成度。