Canon D60に取り付けしましたが、肩掛けにちょうど良いです。

原作がそうであるから仕方ないのだが、
ストーリーの骨子は残念ながら陳腐。
その上、映像では描写が短すぎて「死」への動機と、
ソラニンを「引き継いでいく」動機に、
どうしても物語を引っ張る力を感じない。

だとすると「自分が何者になれるのか」
「そうではない自分は今、何を努力すればいいのか」
という青春時代に永遠のテーマの焦りを、
グタグタな日常描写からどれだけ感じ取れるか、
だが、このような経験がないとなかなか
この映像に込められた気持ちには
感情移入できないのではないか？

学生時代にちょっとクリエイティブな活動を
齧ってしまったがために、大人になった今も
自分の居場所を探し続けている人向け。

『好きだ、』ですっかり虜となった石川寛監督作品。
でも私たちは、7年も氏の次作を待たなければならなかった。
そして迎えた本作のオープニング、橋のたもとのシーン。
寒々しい、ブルーグレイのフィルターで覆われた画面を目にし
そして菅野よう子の震えるほど美しい旋律が流れてくると
時を越え、気持ちはぐっと石川ワールドに取り込まれてゆくのであった。

特典映像をみると、石川作品の秘密が少しだけ判る。
台本よりも、その場の感情の動きを大切にすること
カメラの前ではなく、一人の人間として「そこ」に居ること。
二度とは来ない「その場の奇跡」を、どうやってフィルムに
焼き付けようか、それだけに集中する石川監督の姿がそこにある。

ワンシーンワンカットが長い上に、展開が遅くて退屈。
台詞が極端に少なく、文字通り言葉足らず。そして暗い。
そういった批判はいくらでもできよう。
押し殺した感情の動きを、揺れを、その哀しさを、
沈黙から読み取ろうとしない観客に、この映画は
秘密の扉を容易には開けてくれないからだ。
しかし北国の空気の冷たさ、浜辺の潮の匂い、海風の音、
定食屋のラーメンの味、カモメやグライダーの浮遊感。
読み取ることのできた感動は静かに、そしてジワリと胸を浸す。

ラスト、海岸で四人が心を開く。ブルーグレーの画面に
陽が差し、世界に色が戻ってくる。その美しさと開放感！
トンネルを抜けたからこそ判る世界の明るさと
高揚感に包まれ、映画は終わる。
これが希望でなくて、なんだというのだろうか？

身長153センチのぽっちゃり体型で、いつもTシャツなどはLサイズを購入しています。
小さくて着られないことがたまにあるので通販は冒険なのですが、とにかくシンプルなカーディガンが身近で見つからないので
あえて通販に頼りました。
寸法は確認したのですが、やはり少し大きめです。
ぽっちゃり（特に胸）にとっては肩幅などの寸法よりも、実寸のバスト寸法が必要です。
ボタンを留めたときに大きすぎるのが気になるのですが、着れらなくもないので☆みっつにしておきます。

　文章の方は、この年齢の女の子の等身大の自分、という感じで、アイドル本にありがちな浮ついたようなところもなく、好感が持てます。それ以上に注目なのは写真で、あおいちゃん本人が撮った写真が入ってます。ただ、どれがあおいちゃんが撮った写真なのかはクレジットがないのではっきりしないのですが、一応あおいちゃんが写っていない写真がそうだと考えると、かなりの出来です。人物も風景もちゃんと表情が出てます。天性の勘みたいなものがあるのでしょうね。そのうち写真家デビューしたりして（笑）。

　これは本来「光」という写真集撮影のための旅行記のようなものです。そっちの写真集のほうもお薦めです。