まず最初の「
犬神歩き」は、
犬神憑き伝説における正統的な怪談物語です。
母親の
犬神憑きに対する祈祷師の行為が結果的に死に至らせた事に対する、その子供である主人公の葛藤を描いたラジオドラマです。
犬神に憑かれた母親の死に対する考察が深遠である。
エクスタシーに満ちた死という表現がいかにも寺山修司らしいとも言えます。
次の箱は寺山修司の「家出のすすめ」にも通ずるミステリーラジオど言えるでしょう。
コメディ
タッチのドラマでもあります。
内容はコメディ的な部分も多く、荒唐無稽な部分が多いが。。。
松たか子さんの演技が際立っていると思います。
主役の
木村拓哉さんと対等に相手役が出来て、矛盾に矛盾がある内容でも
極端な違和感無く演技していて、お互いをサポートしあっている感じが良く出ていると思います。
この中の通販に関する部分の脚本の目的は、
いろいろなところで、すでに有名になっているので省略します。
内容は人間関係のコメディですかね?道具として、検事を使った。
最後に、
「
松たか子さん」は、歌は(歌手)。。。難しいかな?と思っていますが。
俳優として、今後を今現在、最も期待したい一人だと思います。
このCDの存在を朝日新聞の「Be」で知って早速アマゾンで検索。購入を決めた。日本、外国の歌曲が好きで色々聴いてきたが、このCDには知らない歌曲が結構あったし、又他の方のレビューで全曲ピアノ伴奏とあったのも購入の一つの決め手だった。私はオケ伴奏の歌曲は嫌いなのだ。BS日テレで毎週月曜日フォレスタがピアノ伴奏で日本の歌を歌っているが、日本の歌がオケに邪魔されず、その美質を遺憾なく発揮している。ピアノ伴奏でこそ、その歌の美しさがレントゲン検査のように誤魔化しようもなく、浮き彫りになるのだ。
このCDについての感想は他の方のレビューに付け加えることは余りない。ただ一つ個人的なことを言えば、このCDを入手して味わった大きな幸せは,Disc2に収められた「お母さん、おぼえていますか」と半世紀ぶりに再開できたことだ。それまでまったく忘れていたのである。聴き入るにつれて、抑えようとしても抑えられない涙が後から後から溢れて、涙のうち聴き終えた。私は母子家庭で育ったわけではないが、母の姿が思い出されて、たまたま家には私一人だったので恥ずかしい思いもせず、自分の感情に甘んじて身を委ねた。この歌はその時から私の大切な宝となったのである。