Gメールの絵がついていて分かりやすいし、理解しやすった。他の本では、ここまで親切に細かく書いていないので、初めての人には是非読んでほしい本の1冊です。 欲を言えば、もっと深い内容のものもほしいです。
昨年モデルのkindle Fire HDを2台購入して使っていましたが、LAN経由の動画再生にどうしても引っかかりが出るので、新型にしてみました。
今回のHDXは昨年モデルのHDと違い、5W(出力1A)の充電器を同梱しているので、USBの規格(0.5Aまで)の充電器しか持っていない際に別売りの充電器を買わなくてすみます。
主な用途は、仕事中の資料の参照、プライベートな時間の映画や音楽の鑑賞、子供と車で出かけるとき夜間は暇なので子供がアニメを見ているなどです。
★旧型と比較して、ディスプレイの大変な高解像度化が目立つ改良点です。
動画そのものは、Full HDでも旧型は画面の画素数が足りず、シャープさに欠けていましたが、HDX7は1920X1200ドットになっているため、デジタル画像はドット単位の解像度で飛躍的にきれいに見えます。
また、仕事で使う際も、表などを
スクロールさせずに使えることが増えたので、HDXを見ながらの作業が楽になりました。今までは表示しきれない部分を
スクロールさせる必要があったため、完全手放しで使うことができなかったからです。
それに、PC用に作られたwebページも一画面にすべて表示されるために、使い勝手は別次元というくらい改善されています。
また、バックライトも明るくなり、新幹線の窓際席(N700系はもともと窓が小さくて車内は暗めですが)でも、遮光カーテンを下ろさなくてもはっきりと画面が見えるようになりました。
★ディスプレイの色がさらに鮮やかになりました。発色が忠実で、デジタルカメラで撮影した写真を表示させると、PC用の高級モニター並に細かな色の変化までわかります。
画面の色温度が6500Kが規定のsRGBに忠実で、青っぽく無いため薄い赤や肌色も表現できます。映画なども漆黒から肌色まできれいに発色します。
端の方の色温度がわずかに高く青っぽいのが少し残念ですが、個体差があるかもしれません。
★CPUがクワッドコアになって高速になったのも旧型との大きな違いです。
これは、ビジネス用途ではほとんど関係がありませんが、LAN経由でサーバー上にある動画を見る際に、以前はハーフHDでも引っかかりが出たりブロックノイズが出ることがありましたが、HDXではきれいに再生されます。
ただ、DTCP-ip対応の動画再生アプリがAmazonのストアでは入手できないため、別のストアでkindle以外のタブレットにインストールした物をファイルごと移動させる必要があり、CSや地上デジタルの画像を市販のレ
コーダー経由で見るのは手間がかかります。
更に、旧型HDではインストールできた旧バージョンのTwonky BeamがHDXではインストールできないので、市販のレ
コーダー上にあるDTCP-ipが必要な画像をLAN経由で見るのはほぼ不可能です。
★音に関しては、旧型もほかの7インチタブレットよりかなり良い音でしたが、疑似5.1chサラウンドとなり(昔あったステレオ感を拡張する遅延素子を使ったものよりも遙かにいい)ヘッドフォンを使わなくても映画をそこそこ楽しむことができます。
この薄さからよくこの音が出ると思います。立体感のある非常に良い音です。
机に置いてもスピーカーがふさがらない工夫がされています。
もちろん、密閉型ヘッドフォンをつなぐともっといい音がしますし、小型のヘッドフォンステレオよりも
電源に余裕があるからか、密閉型ヘッドフォンをいい音で鳴らすことができるようです。
★質量が減ったので(395gから303gに)同じ大きさの画面で強度が心配ですが、ねじれる感じも無く筐体の合わせ目などもしっかりしていて目立ちません。
旧型のKindle Fire HDも毎日鞄に入れていましたが、軽くなったのは大変すばらしいことです。
ただ、電池の容量を軽量化した分に回さなかったため、実際に明るい新幹線車内でHD動画を見ると(ヘッドフォンで、明るさは自動調整、無線機能はOFF、回転機能もOFF)4時間ほど持ちますから、大概の映画は見られますし、窓際席ならコンセントが使えるのでバッテリー切れの心配はありません。
昨年のKindle FireHDは、
電源スイッチなどデザイン上でしょうけれど、大変扱いにくい位置にあったので、
電源、音量スイッチが手探りでも使いやすくなったのは助かります。
★Mojito OS 今まではスライダー表示でしたが、PCや普通のタブレットのようにグリッド表示ができるようになり、別の機種を同時に使っても違和感がそれほどありません。
★SILK webブラウザーについて 今まではどうも使い慣れないので、OPERAをもっぱら使っていたのですが、SILKがこんなに速くてスムーズだとは思いませんでした。使い勝手はIEなどと思いっきり違うので、なれるまでは大変ですが、OPERAを使わないとだめなサイト以外はSILKを使っています。
★micro
HDMI端子が無くなってしまったため、MIRACAST対応のTVやモニターとつながないと外部に映像を出力できません。昨年のHDには
HDMI端子があったのですけど、省略されてしまいました。タブレットにしてもPCにしても、周辺機器があって汎用性が増えるので、端子が減ったのは残念です。
また、GPSが無く、USB端子はホストとして使えないため、大半のUSB周辺機器は使えません。この精細度の高いディスプレイと軽量のHDXをナビに使えればと思うのですが、これも無理です。
汎用タブレットではなく、電子ブックリーダーなので、電子ブックと様々なエンターテイメント動画を見るものと考えると納得できますが、なんとなくもったいないです。
Full HDになったので、放送番組の販売もAmazonが始めたようですが、日本の地上波で購入するほど欲しい番組はあまりありません。CSの海外ドラマ、NCISなどと、ディスカバリーチャンネル、ナショナルジオグラフィックTVなどの方が見たい番組も多く、海外TVの番組も充実してくださればと思います。
子供が見ているディズニーチャンネルのすすめオクトノーツなど秀逸な番組もあるので、Amazonのクラウド上に置いておければ大変便利です。
Full HDだとKindle内部のストレージに置くには無理がありますし、著作権の関係で録画したCSの番組をKindleに移動させるのも難しいからです。
大変きれいな画面と、仮想5.1chサラウンドを手に入れたHDXなので、有効に利用できる、CS番組の配信サービスを期待しています。